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医療設備当院は、四万十町を中心に高幡地域の広い範囲をカバーする中核病院として、常に安心してご利用いただける最先端の医療と最高のサービスを提供するため、先進的な医療設備を整えております。
MRI装置
MRIとはMagnetic Resonance Imaging(磁気共鳴画像装置)の略で、磁石と電磁波の力を利用して検査をする画像診断装置のことです。放射線の被曝がないこと、また体を動かすことなくさまざまな方向からの断層像を得られ、病変箇所を立体的に捉えることが可能です。さらに、撮影方法を変えることにより病変の性状を評価することも可能です。
CT検査と比較し、骨・軟部組織の描出に優れ、造影剤を使用せずに血管を撮影することも可能で、脳梗塞や動脈瘤などの発見に有効です。(ただし、部位によってより鮮明に撮影するために造影剤を使用する場合があります。)当院では超電導磁石1.5テスラのMRI装置を導入し、全身のほぼ全ての部位を撮影することが可能です。撮影部位や検査内容に応じて装置の性能を活かし、より短時間でより高画質な画像を提供できるよう検査を行っています。
強い磁気を使う検査ですので、検査を受けることができない方、または受けられない可能性のある方がいらっしゃいます。詳しくは担当医または放射線科までご相談ください。
透視撮影装置
当院のデジタルX線テレビ装置は、従来よりも少ないX線で的確な撮影が行えるうえに、リアルタイムで血管や消化管の様子を見ることができます。撮影画像はコンピューターで処理・記憶し、クリアな画像処理が可能になりました。主に行っている検査としては、胃透視・注腸などの消化管病変の観察や、胆のう・胆管の観察、その他にも外科や泌尿器科、整形外科領域の病変の検索もでき、多方面で使用しています。
超音波診断装置
超音波は、体内へ向けて照射すると、組織を伝わっていき、内臓・筋肉・骨・血管などにぶつかって反射します。この反射した超音波(反射波)を画像化して臓器などの形や動きを観察するのが超音波検査(エコー検査)です。超音波検査は、X線による被曝や造影剤による体への負担など、副作用や苦痛のない、安全性の高い検査ですので、心臓や腹部・目・甲状腺と幅広く、また妊娠中の胎児の検査にも用いられています。
血管造影装置
X線造影検査の一つで、血管の病変を調べるのに使用します。調べたい部分の血管に造影剤を入れてX線撮影を行います。主に上腕動脈や大腿動脈からカテーテルを入れ、モニターで見ながら調べたい部分の血管までカテーテルを移動し、目的の場所に到達したら造影剤を流し込み撮影をします。当院では、撮影した画像をさらに3D処理するなどして、詳細な血管画像を作製し病変の検索を行っています。
マルチスライスCT
X線を用いた画像診断法の一つで、コンピューターを利用して人体の断面像を撮影します。この装置では頭部や胸部、腹部などの全身の断層像(輪切り)や立体像(3D)の鮮明な画像が得られます。
骨塩定量装置
骨塩量測定検査は、X線を体の一部に当てて、骨の変性の状態や減少の度合いなどを調べます。骨の老化や劣化がどの程度進んでいるかを把握するために行われるのが骨塩量検査です。骨粗鬆症の予防のために欠かせない検査です。
内視鏡装置
内視鏡は、文字どおり、体の内側を見るための検査で、基本的にはレンズの付いた管を医師が覗いて体内組織を観察する検査です。現在では、レンズによって得た光の情報を電子情報に変換してモニター画面に映し出す電子スコープを使用して内視鏡検査を行っています。当院では、この方式を取り入れ胃カメラ(GF)・大腸カメラ(CF)・気管支鏡(BF)などの検査を行っています。
また、検査時の患者さまのご負担(苦痛)を少しでも軽減できるように、経鼻内視鏡(口から挿入するのではなく、鼻から挿入できる内視鏡)も導入しております。